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冬の庭で

霜が降りるようになりました。

寒さに弱いインパチェンスは、静かにしおれ、ハナニラの葉蔭に見えなくなって。
パンジー&ビオラとガーデンシクラメンが、庭に色を添えています。
バラは、豊かな香りとともに冷たい空気の中で咲き、まるで時間が止まったようなたたずまいです。

今の時期の庭は、とにかくやるべきことが尽きません。
芽出し肥用の発酵肥料の仕込み、
米ぬか撒きと有機物マルチ、
鉢バラの植え替え、
つるバラの整枝誘引、
古土の処理、などなど。

発酵肥料の仕込みは、今年はインスタントに発酵米ぬかづくりを省略。
自家製発酵米ぬかの代わりに、「花まもりぼかし肥」を使いました。
発酵の立ちあがりに時間がかかりますが、一度温度が上がれば順調に発酵が進み、
10日程で全体に白っぽく菌が回り乾燥しました。
この段階で、ニーム粕を投入して、仕上げていきます。
ニーム粕には、「花まもり菌液」の300倍液を染み込ませて湿らせてから
できあがりかけた発酵肥料に投入します。
それくらいの水分量でちょうどのようです。

米ぬか撒きと有機物マルチですが、
今年は、ふるさと石川県の米ぬかを使います。
有機物には、栗東の馬ふんを用意しました。

鉢バラの植え替えには、今年は、
古土に「花まもりぼかし肥」を5パーセント程混ぜて1カ月以上寝かしたものを使いました。
新しい土で植え替えた方がよいとは思いますが、
どんどんたまる古土をなんとかリサイクルしなければと思いまして。
まあ、これも実験です。

南側に家が建ち、冬庭の日当たりがなくなって数シーズンが過ぎました。
スノーグースやプロスペリティなど、日陰に強いバラは、この環境に慣れたようで、
今の時期、ほとんど日が当たらなくなっていてもたわわに花を咲かせています。
でも、鉢バラたちは、日照不足でどうも鉢土が加湿になりがち。
根の張りがもうひとつです。
そこで、鉢のサイズを落としてみることにしました。
水やりのタイミングも、再考してみたいと思っています。

そんなこんなの作業の取材が明日あります。
とは言っても、園芸誌ではなく、トレンド感満載のとってもおしゃれな婦人誌です。
春の庭も2度程撮影にいらっしゃったのですが、冬の作業も取材したいとのお申し出。
ていねいな取材はありがたいことです。
オーガニックって、今や、トレンドなんですねえ。

「花ぐらし」冬号も発売されましたね。
今見たら、アマゾンでなんと1位でした。
今回、米ぬかオーガニックだけでなくどの記事もたいへん充実の内容で、雑誌の域を超えてます。
ぜひぜひ、お読みください。
自信を持ってお勧めできます。

さて、明日は、早朝からいろいろ準備しなくちゃ。
冬庭の静けさが大好きです。
ちゃんと起きれると思います。




秋のバラが咲いています

秋日和な一日、週末ごとに、庭仕事をしています。

ここ数週間にやったこと覚書です。

デルフィニュームのピット苗をスリット鉢に植えつけ。
スリット鉢で春まで育て、バラの季節になったら、花壇にカセット式で鉢ごと入れ込みます。

ジギタリスの苗の植え付け。
こちらは丈夫なので、直接バラ花壇に植えつけ、冬の間に大株にしバラに合わせて咲かせます。

チューリップアプリコットビューティー、ムスカリ、スイセンピピット、
スイセンセイルボート、チオノドクサ、ユリカサブランカ等の植えつけ。
アプリコットビューティーは、早咲きで、丈がそれほど大きくならず気に入っています。

生ごみ堆肥の追熟。
”自然にカエル”で発酵させたものを土嚢袋に発酵米ぬかとともに入れて追熟させます。
よく熟したら、冬花壇に撒く予定。
この生ごみ処理機ですが、屋外の軒下に置いているためか、夏から何度も虫に入られています。
”虫は、無視!”がこんなときの心得なんですが、
水アブが入るとだんだん臭いがきつくなってくるので、
ある程度のところで土嚢袋に移し替え、発酵米ぬかを加え、好気性で一気に発酵&乾燥させます。
水アブも、考え方によっては、有機物を食べて分解に一役かってくれてるんですけどね。
見かけは最悪ですけども。^^;

マダム・アルフレッド・キャリエールの整枝、誘引。
台風のあと、庭の通路に覆いかぶさるようになっていた大枝を
洗濯干し用ロープで、2階のフラワーボックスへひっぱって吊り下げるように固定しました。
ついでに枯れ枝をのこぎりで切って、薪用に縛って。
素敵な暖炉を持つ猫好きの友人の顔を思い浮かべながらの作業です。
庭中の枯れ枝の処理が済んだら、取りに来て頂けるかどうか、メールしてみましょう。

ひと息ついて見渡すと、庭のあちこちにバラが咲いています。
今咲いてるバラたち、つぼみを持ちもうすぐ咲きそうなバラたち覚書です。

マダム・アルフレッド・キャリエール、
コーネリア、
プロスペリティ、
クレパスキュール、
グロワール・ドゥ・ディジョン、
チャールズ・レニー・マッキントッシュ、
イヴォンヌ・ラビエ、
ブラッシュ・ノワゼット、
スノーグース、
デュセス・ドゥ・ブラバン、
ボレロ、
などなど。

この秋咲いて心に残ったバラたち覚書。
スウィート・チャリオット、
てまり、
みやこ、
ブノワ・マジメル、
マダム・ルナイー、
などなど。

ちゃんと写真に撮ればよいのにね。

庭でひと息ついて、バラたちを見ていると、ついつい春の庭への妄想で動けなくなってしまいます。
たとえば、このバラは枝がよく伸びたから、オベリスクに巻こう、とか、
このバラは、このあたりで剪定してコンパクトにしよう、とか、
この枝とこの枝をこのあたりに誘引して、一緒に咲かせてみようとか。
ひとつひとつの作業をあせってやろうとすると、ほとんど気が遠くなりそうですが、
作業がたくさんあること自体を楽しむことができるなら、これもまた一興です。

そうそう、この秋とりあえずやり遂げた大仕事がありまして、
これもまた気が遠くなりそうな作業でしたが、私の方は、ひとつ山越しました。
後はk兄さん、ふふふ、がんばってね〜。

春に大輪の花を咲かせるまでは、庭も本も、まだまだ作業が続きます。
あせらず、楽しみながら、ですね。
みなさまもどうぞ、お楽しみに。

お楽しみと言えば、「花ぐらし」冬号(12月16日発売)に、
「バラはだんぜん無農薬」で活躍した仲間たちの大特集がでます。
一挙20ページ越え、充実の記事、ぜひぜひご覧ください。






熱い夏でした

虫の声が涼やかに聞こえる初秋の夜です。

なんとも、スケジュールがぎっしり隙間なく詰まった熱〜い夏でした。
といいますのも・・・来春のお楽しみが二つ(!)、現在同時進行中なのです。
そんなわけで、とんでもなく忙しい夏だった、というわけです。

でも、ちょっと胸を張れるのは、
秋を迎えた庭がなかなか美しいということ。^^
先日植えつけた秋の草花といっしょに
バラの葉もきれいに展開し、小さなつぼみが上がってきています。
夏の間中、毎週末に、秘蔵の菌液とニームオイルをたっぷりと撒いた努力が実ったのかしらと、
ちょっぴり自己満足な初秋です。

さて、この秋も、地道な作業が続きます。
でもね、夢がいっぱい詰まった、とっても楽しい作業なんです。
バラへの思いがさらにさらに高まってしまうような、
・・・要するに、もっともっといろんなバラを育ててみたくなるような(欲しくなってしまうような!)
そんなお仕事です。^^;

みなさんから元気とパワーをいただきつつ、
あせらず楽しみながら、
やっていきますね。


リュベロン地方

猛暑が続いていますが、帰国した夫とゆったり家で過ごす3連休。
大きく育った木々のおかげか、なんとかエアコンなしでしのいでいます。

庭には小さなバラやハイビスカスなど夏の花が、濃い緑の木陰で咲いて。



さて、アヴィニョン2日目の朝。
早朝5時に目が覚めました。
というのも、頼りのガイドブックを日本に置いてきてしまったためです。

とりあえず、アヴィニョンに着いた日に、近くのi(インフォメーション)で、
現地のいろんなパンフレットをかき集めてきました。
もちろん日本語バージョンなどあるわけも無く、英語版ならよい方で、
それでも、なんとか情報を集めて、アヴィニョン滞在中の日程を組み立てました。
私たちの旅行はいつも、航空券とホテルの手配は夫、現地での観光・過ごし方は私と、
暗黙に役割分担ができているのです。
そこで、夫が寝ている間に、と、早朝からひとふんばり。
忘れてきてしまった本のことを嘆いても仕方ありませんものね。

午前中、涼しい間に、まずは、アヴィニョンのカフェでカプチーノを一杯。
i(インフォメーション)が開くのを待って、午後のリュベロン地方ミニバスツアーを申し込みました。
出発までの時間は、法王庁宮殿の上にある、美しい公園を散策。
小高い丘の上にあるこの公園からは、遠くまでプロヴァンスのゆったりした風景を見渡すことができます。
広場のカフェで軽く昼食を取ったりするうちに、
時間になりましたので、いよいよミニバスに乗り込みます。



運転手兼ガイドは、フランス人の女性。
流暢な英語で案内してくれます。
同乗したのは、中国人でイギリスに留学中の大学生カップルと、
フランス人のおじさん二人組です。
運転手兼ガイドさん、とっても明るくておしゃべりもすこぶる楽しいのですが、
後ろの席の人たちにもたっぷりと愛想をふりまきながら、猛スピードで運転するのです。
おかげで、ややスリリング(^^;)ではありましたが、とても楽しく、効率よく、
あこがれだったプロヴァンス・リュベロン地方を回ることができました。

車中で、途中、フランス人おじさん二人とガイドさんで、陽気に歌が始まりました。
そこで、「こんな歌、知ってますか?」と「アヴィニョンの橋の上で」のメロディーを口ずさむと、
「もちろん、知ってる。」とのこと。
「日本語で歌ってみて。」と言うので、
思い出しつつ歌ってみました。
そんな和やかな感じでドライブするうちに、ゴルドの村に無事到着です。
ピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの12カ月」で有名になったリュベロンの美しい村々。
「ピーター・メイルのおかげで、リュベロンの土地価格が跳ね上がった。」とのことでした。

小高い丘の上に石造りの家々が迷路のように立ち並んだ村、ゴルドをゆっくりと散策したあと、
ラベンダー畑で有名なセナンク修道院を道の上から眺めおろし、
赤い壁の家々がかわいい、ルシヨンへ。
kajinyさんのおうちがいっぱい♪」って思ってしまうような、
とっても素敵な街でした。
ルシヨンでも、散策の時間をゆっくり取ることができて満足だったのですが、
なんと、デジカメがここで電池切れ。

このあと、ラコスタを車中から見学し、
まだ観光地化されていない静かで小さな村メネルブの丘からリュベロン地方を一望して
帰途につきました。

リュベロン地方は、国立公園となっていて、
交通の便が悪く、こんなバスツアーに参加しなかったら多分、
半日で効率よく回ることはできないでしょう。
ゴルドでは、ヒッチハイクで回っているという韓国人女性二人組に出会いましたが。
う〜ん、みんな、たくましいです。

余談ですが、その日の夕食は、ガイドさんに教えてもらったお肉がおいしいというレストランに。
昨日のリベンジで、ポークなら火を通してあるだろうと考え注文したら、
なんと、出てきたのは豚足でした。
コラーゲンたっぷりの高級素材で、さぞ、お肌にはよいのでしょうが、
これも、また初体験。^^;

お味はたいへんおいしかったので、全部頂きましたが、
旅先でメニューがよくわからないというのは本当に困ったものです。^^;

バルセロナからアヴィニョンヘ

蝉の声はまだなのですが、昨日、東京も梅雨明けしたとのこと。
今日も猛暑です。
今朝は、早朝6時から8時まで庭仕事。
早起きは三文の徳と言いますが、そのあと部屋の片付けや掃除をし、
それでもお昼までたっぷり時間がありました。
昼下がりはピアノを弾いたり、こうしてブログを書いたり、音楽を聴いたり。

昨日は、マリポサでオーガニック教室の奇数月コースの第一回目でした。
初めてお会いする方も多くあり、遇数月コースと同じくらいの参加人数にびっくり。
猛暑の中お集まりいただいた上、最後には温かい拍手までいただいて、感謝です。

さて、今日も昨年夏の旅行記の続きです。



シッチェスからバルセロナに戻って、ホテルで汗を流したあと、
海岸のレストランまでランブラス大通りを歩いて行きました。

ランブラス大通りは、バルセロナの中心街。
大きなプラタナス並木の広い通りですが、いつも観光客でごったがえしています。
夕方から夜にかけては、大道芸人が楽しいパフォーマンスを披露して。

旧市街を抜けて、お目当ては、レストラン”7ポルタス”。
海の幸の濃厚な味わいとワインで、バルセロナの夜を楽しみました。
ホテルに帰ってもまだ外は美しい夕焼け空、ヨーロッパの夏の夜は長いのです。

翌日、早起きして、各駅停車に乗りフランスを目指します。
ビーチが美しい湾をいくつか越えて行くうちに、キャンプに向かう子供たちの集団と同乗しました。
日本の子たちもよくやってる、”ドラゴンボールじゃんけん”をしてて、かわいかったです。

スペインからフランスの国境辺りで、突然、電車が止まってしまったので
どきどきしましたが、
なんとか乗換時間に間に合う程度の遅れでフランスに入りました。

フランスの車掌さん、てきぱきと車中でダイヤと乗り継ぎ駅を調べてくれ、
その場で切符を買うことができました。
セルベール、ナルボンヌ、モンペリエと乗り継いでニームまで行けば、もうそこはプロヴァンス。
途中、大きな湿地帯を通って行きます。
静かな水面を泳ぐように列車は進んで行きました。
ニームでまた乗り換えて、午後早い時間にアヴィニョンに到着できました。



アヴィニョンでは、城壁入口からすぐ近くの古い修道院の建物を使ったホテルに滞在しました。
大きなプラタナスの中庭のたたずまいが美しい、簡素で静かな部屋です。
ホテルに荷物を置き、ひと息ついてからアヴィニョン観光に出かけました。

アヴィニョンと言えば、橋が有名ですよね。

法王庁宮殿前を通って、サン・ベネゼ橋に到着、まず観光名所をひとつクリアです。
青い空と川面がまぶしく、南仏に来たことを実感しました。

ホテルに帰って、その日はプラタナスの中庭を囲む回廊を利用した美しいレストランで夕食です。
雰囲気はたいへんよいのですが、味わってみるとどのメニューも量が多く、
しかもどちらかというと大味なんですよね。
メインを、ビーフと思って頼んだら、
なんと、タルタル、しかもレモン味。
初めての味&量の多さに面喰い、半分主人に手伝ってもらうことになりました。
まあ、これもまた、楽しい旅の思い出ですね。^^;

南仏の遅い夕闇が、ようやくホテルの中庭を包み、
ライトアップされたプラタナスが美しく、
乾いた夜風が心地よく酔いを醒ましてくれました。

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