スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

冬の八ヶ岳

DSC_0072_convert_20140126190736.jpg
冬は、山が美しい季節です。
木々も花々も静かにじっと春を待つ中、雪に覆われた山々の稜線が際立ちます。
空の青さ、星たちの美しさとともに、冬も八ヶ岳南麓の魅力は尽きません。

DSC_0064_convert_20140126190615.jpg
年末から年始にかけて、山の庭は、雪に覆われました。
厳冬期ですが、植物たちは雪に守られ、ほっとしたことでしょう。
早朝、庭に着くと、
このあたりでは珍しい少し湿った雪が、
裸の木々に白いシルエットを付け、そのきれいなこと。

DSC_0068_convert_20140126190700.jpg
庭には、獣たちの足跡が点々と残されていました。
週末ごとの八ヶ岳での庭仕事も、さすがに小休止。
月に一度、主人と訪れ、土地の近くの焙煎珈琲店でモーニング&散歩といった感じです。

少し時間ができたので、週末は、ゆっくり今年の庭の計画を立てたり庭仕事をしたり。
春に植える予定の宿根草を選び、苗をスリット鉢に植えつけました。
東京の庭で、バラと合わせて咲かせたあと、6月には、八ヶ岳の庭に持って行く予定です。

八ヶ岳では、宿根草とハーブをメインに庭づくりをしようと考えています。
バラは、庭のひとつの要素です。

ミラーボーダー、
アナベルウォークとホワイトガーデン、
バラと宿根草・ハーブのアイランド、等など妄想が膨らみます。

草地も大事にし、そこには、紅葉の美しい落葉樹を植えて。
ルピナスが自然に広がった感じにもしたいです。

野菜や果樹も育てて楽しみたいもの。
いわゆるポタジェですね。

もともと自生している野草を活かしたボーダーというのにも、
挑戦してみたい。

訪れてくださった方に
ゆっくりのんびり楽しんで頂けるような庭にしたいと思っています。

東京の庭は、植栽も作業も引き算の庭づくりです。
バラは、丈夫な地植えのシュラブのみとします。
そして、クリスマスローズとホスタが季節を彩ります。

ホスタは、山の庭では、植えられません。
だって、鹿が食べてしまいますからね。^^;

どちらの庭にも共通しているのは、
肥料も水も極力控え、
”何もしない自慢”な庭にしていくことです。

バラの剪定や誘引も、自然樹形を活かして最小限にしていきます。
八ヶ岳の庭にもともとあった自生の野バラは、
誰もお世話しないのに毎年美しく整った姿で咲いてくれていますから。

冬があるから春がある。
待つ楽しみを十分に味わいながら、
じっくりと充電したいと思います。











スポンサーサイト

八ヶ岳への想い

DSC_0047_convert_20130916105821.jpg

この三連休、段ボール一杯届いた秋植え球根を積んで、八ヶ岳の庭に行くつもりだったのですが、
台風の来襲にはかなわず、めずらしく家で過ごしています。
外は嵐が吹き荒れていますが、頭の中では、来春に向けての庭のプランがあれこれと渦巻いて。

この春からずっと、週末ごとに八ヶ岳に通い、庭仕事を続けてきました。
去年までは、あっという間に草に覆われてしまっていた土地ですが、
今年は、草の勢いがおさまり、
上の写真のように植えた草花が
大きく育ち咲いてくれるようになりました。

八ヶ岳で庭仕事っていっても、まだ土地には家も建っていないので、
苗を植えつけても水やりもなし、
鹿が来て、苗を起こして肥料を食べてしまうおそれがあるので、施肥もなし。

植えた苗にしてやれるのは、
土地の野草を刈ったもので株もとをしっかりマルチすることだけです。
でも、草マルチの利点は、以下のように、たくさんあります。

まず、しっかりと刈り草でマルチしたところには、新たに野草が生えてきにくくなります。
従って、去年のように草にのまれて植えた苗が消えてしまうことがなくなりました。
刈り草マルチをしたところは、
野草が生い茂る土地の中で枯れ草色のアイランドになって、
ナチュラルな風情の花壇に変身です。

それから、草マルチの下にはミミズがいっぱい棲んでいて、自然に土がふかふかになります。
東京の私の庭でもおなじみの、有機物マルチのはたらきです。

また、草でマルチしておくと、地面の乾燥を防ぐことができます。
植えつけたばかりの苗は、水やりをするかわりに、分厚く草でマルチしておいてやります。
草マルチは、降った雨をやさしく受け止め保持し、土が下に流れてしまうことも防いでくれます。

さらに、冬期の低温からも、株を守ってくれます。
去年の秋遅くに、バラの株もとを特に念入りに厚く囲むように枯り草で覆っておいたのですが、
バラたちは、無事、冬越しをしてくれました。

そしてなにより、お金と労力がかかりません。
マルチに必要な分だけ、そのへんの刈り草を運んで敷くだけ。
足りなければ、ちょっと手を伸ばしてザクザク刈って使えばよいのですから。

さらに特筆すべきは、草マルチに使う野草は、
周囲の景観と調和した季節感のある景観を作ってくれるのです。

野草は放置しておくと、人の背丈よりも高いカヤ等が生い茂り、庭は荒れた感じになってしまいます。
しかし、定期的に草刈を続けると、自然に土が肥え、生える野草の種類が多様になり、
背丈も低く、やさしい風情のものに変わっていくのです。

人が少し手助けすることで、豊かで多様な生態系になる「里山」のくらしと同じですね。

花壇に植えている草花は、ハーブを中心に、冷涼なこの土地の気候に合ったものを選んで植えました。
なぜハーブかと言うと、鹿が匂いを嫌って食べないからです。
鹿が好む、ホスタやチューリップ、ユリなどは、植えても食べられてしまうので植えません。
季節ごとに近隣の庭や道端の花々をよく観察して、自然に育って元気に咲いている植物を選んで植えています。
近くの野菜市場でも、土地に合ったハーブや花苗を安価で売っているのでこちらもよく利用しました。
植える植物さえ選べは、鹿とも共存できるのでは、と考えています。

東京の庭では、夏越しが難しいデルフィニュームが、大株になって夏中咲いていたり、
去年植えたはいいけれど、草に埋もれていなくなったと思っていたフウロソウのジョンソンズ・ブルーが、
冬越しをしてちゃんと生きていて、草の中で花を咲かせていたりと、
土地に合ったものは、とことん元気で、
うれしい驚きがたくさんありました。

リナリア、キャットミント、宿根アマ、ラムズイヤー、朝霧草など、
植えてすぐ大きくなり、本領発揮した宿根草がたくさんありました。
バラもいいけれど、このところは、宿根草に気持ちが大きく傾いています。^^;

球根類は、何と言っても水仙が土地に合っています。
鹿も食べないですし、寒冷な気候にも耐えてくれます。
この春は、一面に咲いて圧巻でした。

DSC_0322_convert_20130916115119.jpg


で、肝心のバラはどうか、と言いますと、
こちらは、まだまだ根っこ張りモードのようで、なかなか大きくなってはくれません。
草花より、樹木の方が、自然の状態では根を張るのに時間がかかるのでしょうね。

週末ごとの八ヶ岳通いですが、庭仕事だけでなく
お気に入りのペンションやレストランやカフェ、
パン屋さんやジャム屋さん、
地元の新鮮野菜を安く扱っている市場、
温泉に行くのも楽しみのひとつです。
地酒の酒屋さんが近くにあり、アーティストの工房も点在しています。
八ヶ岳南麓は、素敵な人たちが集まってくる場所のようで、
たとえ一人で滞在することがあっても、
お店やペンションのオーナーの方たちと、楽しく会話がはずみます。
バラ友さんとも、あちらでお会いすることがちょくちょくあります。
オーガニック・ローズシリーズの読者の方も少なからずいらしゃって、
そのうち八ヶ岳でも講座をしてほしい、という話もお聞きしたり。

土曜日の早朝、中央高速に乗って2時間で到着、
7時前には、なじみのパン屋さんで焼き立てパンを買い、土地でパラソルを立てて朝食です。
そのあと、お昼ごろまでみっちり庭仕事をしたら、
そのころ中央線特急でやってきた友達をピックアップしてお気に入りのレストランでランチ。
午後は、清里等で観光したり温泉に入ったりして、ペンションにチェックイン。
夜は、ペンション、または近くのレストランで夕食。
翌日曜日は、ペンションでゆったり朝食と珈琲を頂いたあと、
午前中に市場で野菜をたっぷり買い込んで、渋滞を避け、
お昼ごろには東京に戻ってきます。
午後は、家事とホットヨガ。^^;

そんな週末生活も、あと1年位でまた、次のステージに行けそうな感じになってきました。
たくさんの方に喜んでいただけるよう、がんばりたいと思います。















春の始まり

年明け以降、次男の受験、長男の卒業設計、そして次の本の校正と、
あわただしい日々が続き、庭に出る時間がなかなか取れずにいました。
その間に、雪が降り、
その雪もすっかり融けて、
気がつけばクリスマスローズの花も咲きバラの芽が膨らんで。

さあ、この3連休が剪定・誘引のタイムリミット。
まだ風は冷たいけれど、お日さまが当たっている場所は暖かです。

オーガニックでバラ庭づくりをしていると、
年々作業が簡単ですむようになってきます。
例えば、発酵肥料も、実は去年位から大量に作るのをやめてしまいました。
今年も、本や雑誌のデモ用に仕込んだものがまだ残っていますので、これを鉢植え用に。
鉢植えも八ヶ岳の庭に運んで植え込み、東京のはだいぶ数を減らしましたので、管理がラクです。
地植えのバラには、去年から、
夏に作った生ごみ堆肥と米ぬか、ミネラル資材(フローラグリーンミロ)をばら撒いて与える程度です。
それでも、去年は秋遅くまでたわわに咲いてくれましたから、今年もこのやり方で行くつもりです。

バラの剪定や誘引も、できるだけ自然樹形を活かして、
どうしても必要な部分だけ、
切ったり、麻ひもで荒く結わえたり、枝先をトレリスや、ところどころに立てたオベリスクに引っかけたり。
しかも、大きく育っていたバラが、
去年テッポウムシの被害に遭って、枯れたり、半分位に枝を減らしたりしたので、
短時間で作業できるようになりました。

昨日1日今日半日、じっくり集中して庭に出て作業をしたら、大半が完了です。
切った枝葉は、柔らかいものは基本的に有機物マルチにするので、
固く乾いた枯れ枝を詰め込んだ45リットルのごみ袋が2袋だけ出ました。

本当でしたら、これも草木灰にして庭に返したいところですが。

すっかりすっきりと整った庭に立つと、
近くでシジュウカラが、恋の歌を歌っていたりして。
もう、春が始まっているのですね。



八ヶ岳ガーデン

DSC_0229_convert_20121014195214.jpg

先週末、八ヶ岳の庭に行ってきました。
庭一面、秋草に覆われ、これが本当の八ヶ岳ガーデン。

DSC_0231_convert_20121014195624.jpg

イヌタデのピンクに穂が紫のメヒシバに似た野草がグラデーションを添え、
ところどころに露草の青が映えます。
この1年でまた、庭の野草が多様になりました。
このほかにも、白のゲンノショウコや、フウロソウ、シロツメクサにアカツメクサ、タンポポなど。
ハキダメノギクなんていう名を頂いた可憐な白い小花が元気に咲いているかと思えば、
東京の庭では、どちらかと言うと嫌われ者のカタバミがつややかな葉を広げて鮮やかな黄色い花を咲かせていて、
その美しいこと。

DSC_0234_convert_20121014195445.jpg

ギシギシの生い茂る土地の向こうに、八ヶ岳の夕景を望みます。
ギシギシの葉の存在感、こうしてみると、なかなかのものですね。

DSC_0220_convert_20121014200105.jpg

土地の南の端には、自生しているノイバラが実をたわわにつけていました。

DSC_0226_convert_20121014200218.jpg

この日泊めていただいた方に、ノイバラの枝を「お好きなだけどうぞ」とさしあげました。
11月に花菜ガーデンで催されるプリザーブドフラワーアレンジメントの展示会を主催されるとのこと。
使っていただけるのなら、うれしいことです。

帰ってきて今週は、久しぶりに東京の庭の手入れをしました。
今まで、この庭は、私の実験場でした。
私にたくさんのことを教えてくれました。
でも、もう、あれこれここに詰め込む必要はありません。
これからはできるだけシンプルに空間を生かして、引き算の庭づくりをしていこうと思っています。

そして、今度の相手は八ヶ岳の大自然です。
東京の庭に教えてもらったことをベースに、よりダイナミックに庭づくりができそうです。
目指すは、自然栽培。
無農薬はもちろんですが、さらに進んで無肥料栽培に挑戦です。
すでに、今年植えたバラには、肥料はもちろん植え付け時の水さえ与えていません。
それでも、苗は根付き、成長はまだ弱いものの確実に枝葉を伸ばしつつあります。
まずはひと冬越して、来春を待ってみます。

野草たちとの共存共栄も楽しい試みとなることでしょう。
まずは適切に草刈を続けていきます。
草丈5㎝位の高刈が基本です。
ただし、バラの周りだけ、手で除草が必要であることを今年学びました。
来春からは、主な庭仕事は除草となりそう。
刈った草は貴重な資源。
よい有機物マルチの材料になりそうです。
八ヶ岳の庭では、そとから有機物を持ち込む必要はおそらくないでしょう。

ハーブは、植えっぱなしでも大丈夫、野草に負けません。
園芸種の宿根草は、草刈でさらに草の勢いがおさまってから植えた方がよいようです。
来春は少しずつ、ラベンダー等をバラの近くに植えてみます。

でもね、冒頭の写真を見るにつけ、
もしかしたら、この野原で十分ではないかしら、って思ってしまうのです。
野草に優る美しさをもつものってないのではないかしらってね。

山の夏

八ヶ岳の庭は、近くにお住まいの素敵なご夫婦に草刈などの管理をお願いしています。
そのご夫婦から、8月のはじめに、こんなお知らせをいただきました。
「バラが、抜かれていたので、植え直しておきました。」

おそらく鹿の仕業?と考えて、先週、八ヶ岳に庭の様子を見に行ってきました。
ご夫婦が植え直してくださったのにもかかわらず、さらに数株、
根鉢ごと抜かれて、地面に転がっていました。

どうやら、植えるときに入れたミネラル資材がお目当てのようです。
抜いたバラには目もくれず、植え穴の土を食べたような形跡がありました。

このミネラル資材、フローラグリーンミロというのですが、
とっても滋養に富んでいて、
人間のサプリメントや家畜の餌にも混ぜて使われ、健康づくりに役だっているものなのです。
野生の鹿にも、この資材の価値がわかったのでしょうか。
米ぬかや発酵菌資材とも混ぜて使ったので、得も言われぬ甘い発酵臭が漂ったのかもしれません。

抜かれたバラをもう一度ていねいに植え直して、
持ってきた木酢液の原液を株のまわりに垂らしておきました。

幸いなことに、全部のバラが被害に遭ったわけではなく、
伸びた草に囲まれたバラ達は、
草の中で青々とした芽を吹き、根も動いているようで、ひっぱってもぐらつきません。

土地は陽射しをさえぎるものがないので、日当たり抜群。
それなのに、土は、いつ来ても適度な湿り気を保っています。
土は肥えているようで、草刈をしているとびっくりしたフトミミズがぴょんぴょん飛び出してくる程とか。

こんな環境ですから、弱ったバラ達もきっと元気に回復してくれることでしょう。
「がんばってね。」と声かけをして、
その日は帰りました。

さて、そしてまた今週。
主人との帰省旅行の帰りに、山の庭に寄ってみました。
たった1週間で、草丈が伸び、
まだまだ庭とは言い難い土地ですが、
その中で、バラ達は、それぞれに息を吹き返したように見えました。

今年は、とにかく根っこ張りモードに徹してもらって、
来年あたりから枝を伸ばし、
3年後には、少しはバラの庭らしくなることでしょう。

一見、荒れた草地のように見える山の庭ですが、
ところどころに咲く、季節の梅雨草や赤詰め草の花色に透明感があり、目を惹きます。

草との共存、野生の獣たちとの共生が、山の庭のテーマになりそうです。

もともとは、彼らが自由に生を謳歌していた場所です。
そんな土地を荒らしたのは、もしかして人間の方。
さらにバラなんか植えちゃって・・。^^;
最初から、思い通りになるはずはありません。
それでも土地の懐は深く、根付きさえすれば何でも、ものすごく元気に育ってくれそうな気配があります。
お日さまと風と夜露だけで、水やりはもちろん肥料すら必要無いのでは、そんな気さえします。

獣が好きな米ぬかを撒けない”米ぬかオーガニック”ですが、
今まで培ってきた原理や原則を応用して挑む新しい庭づくりには、
愉しみがつきません。

前のページへ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。